ゴール達成で、エフィカシーを高めることは、最もと言っていいほど大事なこと。

しかし今回は、もっと掘り下げて触れてみたいと思います。

YinYang
 

エフィカシーとは、分かりやすく言えば、「(ゴール達成をする上での)自分の能力に対する自己評価」であり、

自分に対して、ゴールを達成するために自分の能力がどうなのか、それを達成するために自身がどれだけ価値があるかと、評価するレベル。

自分にとって、よりふさわしい、と思っている状態に向かって、本能的に人は動いていきます。

その、よりふさわしい、と思う状態は、現状の現実世界の状態でなくとも、イメージが作り出す現実(仮想現実)において、臨場感を持ってありありと感じていれば、脳はそちらが自分にとって在るべき状態(ふさわしい)と認知し、そのために必要な情報をキャッチするように動き出し、現実世界でも作用していくことになる。 

このふさわしい状態(周りの環境も含め)を、コンフォートゾーンと言い、別の言い方をすると、居心地のいい場所。 

エフィカシーが高くなると、望んでいる状態にある自身が、当たり前で当然と感じることがより容易となり、そちらこそがコンフォートゾーンと脳が認識していきます。

だからこそ、ゴール達成の上でとても大事な要素であって、自己のエフィカシーを高めていくことは大切な土台となる。

ここまでが、通常話すエフィカシーの原理。

しかし、本当に高いエフィカシーを突き詰めていくと、いったいどうなるのか・・・?


本当の意味での高い自己評価とは、ずばり、存在していること自体に価値がある、と思えることです。

何か能力があり、何かを達成出来る自分には価値がある、と自己評価を高めた時に、必然的に存在しうるのが、何か達成出来なくては、または、能力が無くては、自分自身に価値がないのか?ということです。

何か、と条件を付けて、自分の価値を見ている状態は、言ってみれば制限のある、視界の狭い抽象度が低い状態。

抽象度とは、分かりやすく言えば、どの高さの視点で物事を見ているか。

高い抽象度であれば在るほど、空から地上を見るように多くのことが見えてきます。

2次元より、3次元だと、物事が立体的に見える。
2次元で理解出来ないことでも、3次元だと理解出来るようなイメージ。

自己評価をする上でも、条件を付けた上での評価よりも、
条件抜きに、高く自己を認めていることは、より高いエフィカシー。 
そして、高い抽象度に繋がっていると言うことが出来ます。

ここでもう一つ、
その条件抜きの高いエフィカシーを語る上で、覚えておいて欲しいのが、
自分の中にある、ネガティブな感情も含めて、肯定する、ということ。

良いとか、悪いとか、そんな価値判断をする必要はありません。
ただただ、そういう感情が存在しているのだと認める。

この世界は、全てにおいて、陰と陽から成り立っています。

相反する現象があることで、バランスを取り、成り立つ。

女性があれば、男性がある。
N(+)の磁場があれば、S(−)の磁場が在る。

陽は、外側へ広がっていくエネルギー。
陰は、内側へ吸い込んでいくエネルギー。

何かイメージ(エネルギー)を、ギュッと集結し形にする、 
ものごとを企画し、作り上げることは陰と言うことが出来ます。

出来上がった企画を人に見てもらい、影響を与えていくことは陽と言えるでしょう。

陰と陽があり、それが合わさって、本当にあるべく姿が具現化される。

そして、その2つが合わさって融合した状態を観察してみると、ただ単に両方の要素が存在するだけでなく、新しい価値観、状態が見えてとれます。

陰と陽、+と−の、単なる真ん中ではなく、一つ高いところに位置する状態ともいうのでしょうか。

本当に高いエフィカシーとは、自己の+面と−面の両方を認め、受け入れる。

そして、更に高いところに自己イメージをつくっていく。

高い抽象度を持つ上で、意識してみてもいいですね。